起業の経緯

 これまでの生い立ちや、起業の決断、ビジネステーマが決まるまでのストーリーを紹介させて頂きます。

 小学生の頃、PC-98や、MZ-2000などコンピューターの一大ブームが起こり、近くの文房具店では、コンピュータのデモ機を無料使うことができました。私は、BASICマガジンを片手に毎日通ってゲームを作って遊んでいました。その後、親に泣きつきFM-7を手に入れ、プログラミングを楽しんでいました。

  中学、高校はバスケットボール部に打ち込み一旦コンピューターから離れましたが、大学生になるとパソコンを再び手に入れ、音声電話線をつかって、インターネット接続をし、草の根ネットで盛り上がりましたが、高額な通信費に驚愕させられ意気消沈。

 このような流れで、通信系のソフトウェア開発会社へ就職。20代後半くらいから株式投資を始め、ライブドアショックに巻き込まれましたが、そのおかげで、会社運営や、世の中のお金の仕組みに興味を持ち、経済や経営に関する図書を読み漁るようになりました。そしていつか起業して、ビジネスの醍醐味を味わってみたいと思うようになりましたが、知識も自信もなく、株式投資やFXでその渇望を満たしながら、仕事に追われる日々を過ごし、サラリーマン人生に没頭していました。

 47歳になったとき、あと3年で50歳、役職定年も近づいており、このままサラリーマンで終わってよかったのか?起業して世の中の仕組みを知り、自分で手掛けるビジネスの醍醐味を味わいたいんじゃなかったのかという焦りがでて、今更でですが「50歳になったら退職して起業準備に入ろう!」と想い、妻子に相談。ずっと共働きだったのもあり、妻は私の挑戦に快諾。子供たちも面白そう、一緒にやりたいと快諾。なんてすばらしい家族なんだという想いとともに、やり遂げないといけない責任感が生まれ決断。上司にも、あと3年で退職を宣言して意志を固めました。そこから、起業に関する本を読み漁り、健康維持のため禁煙してロードバイクを始め、地元地域のみなさんとも交流を深めるようになりました。

 しかし肝心なことが決まらない。何のビジネスをしたいのか。。。結局2年悩んで出てきたのが、「デイトレーダー」、「IT活用した自転車屋」、「独特なカフェ」、、、何か違う。ひとまずセミナーに行って、講師の方に率直に相談してみたところ、今のスキルを活かせるビジネスを考えるとよいのではとアドバイスを受けました。数日たって、そういえば、最近コワーキングスペースがはやっていて、そういう場所で仕事してみたいなぁと思っていたことを思い出し、運営側になったら自分のスキルも活かせるのではないかと想いピーンときました。

 コワーキングスペースって、自由に自分のパソコンを持ち込んで、没頭できる。これって、小学校時代に通った文房具店につながるものがある。インターネットも高速で提供できるし、昨今仕事で関わってきたクラウドや、メタバース、デジタルツインといった技術も活用したら、もっと面白くなるんじゃないか。また、世の中の流れも、高齢化社会でのネット難民の救済につながったり、新型コロナによる在宅ワーク疲れの解決手段になったり、会社もオフィス縮小化、仕事もジョブ型に変わるリワークの流れの手助けに貢献できるのではないかとつながってきました。

 

シェアする
50歳からの脱サラ 起業・開業チャレンジブログ
タイトルとURLをコピーしました